2014/06/08

ブラジルワールドカップ あれこれ C組、D組

Sports Graphic Number PLUS「ブラジルW杯蹴球読本」

グループリーグ展望の続き。C組、D組です。


■C組
コロンビア(4大会ぶり5回目)
ギリシャ(2大会連続4回目)
コートジボワール(3大会連続3回目)
日本(5大会連続5回目) 

なんといっても日本がいるのがこのC組。ですが、さすがにコロンビアに勝つという予想はちょっと虫がよすぎるので、コロンビア1位、日本2位ということにしておきます。

コロンビアはエースのファルカオがケガで不参加ということですが、それを考慮に入れても充分強豪国です。監督はアルゼンチン人の名将ペケルマン。南米開催ということで地の利もありますので、かなり手強いのではないかと思われます。

コートジボワールは現在アフリカ最強国。あのドログバがいる国です。

とはいっても、他の主力選手のヤヤ・トゥーレは負傷中で出場が微妙、コロ・トゥーレも病み上がりと万全ではなさそうですし、4年前が強さのピークといった感じの国で、守備の不安も指摘されていますので(守備の不安なら日本も負けていませんが)、今の日本なら勝てなくはない相手だと思います。

ギリシャは堅守速攻で、どちらかというと日本が苦手なタイプのサッカーをする国です。

しかし、すでに強さのピークが過ぎて年齢層が全体的に高めで世代交代に苦しんでいますし、ヨーロッパ以外で行なわれる試合ではなかなか強さを発揮できない内弁慶ですので、南米の気候に苦しめられることは確実で、日本は先制点を取られて守りを固められさえしなければ、それほど苦しい相手ではないのではないかと思います。

そして日本ですが、決定力不足と言われたのも今は昔、攻撃力は抜群、だけど失点も多いというエンタメ性の高い、二年前の降格した年のガンバ大阪のような豪快なチームになっています。

ですので3連勝も3連敗もあり得ると思っています。

楽観はできないのですが、うまくはまれば結構いいところまでいってくれるかも、という期待感も持たせてくれるチームになっています。

エースの本田の調子が良くないのが不安材料ですが、コロンビアやコートジボワールなどと比べると相対的にけが人が少なく、そういう意味でもいい流れが来ていると思います。

■D組
ウルグアイ(2大会連続12度目)
コスタリカ(2大会ぶり4回目)
イングランド(5大会連続14回目)
イタリア(14大会連続18回目) 

D組は、日本がグループリーグを1位で通過した場合、決勝トーナメント一回戦でD組2位と、2位で通過した場合はD組1位との対戦になるという意味で、重要なグループです。

おそらく日本が2位で通過するだろうという予想のもと、イタリア1位、ウルグアイ2位と予想、というより希望します。

コスタリカは日本が対戦してもわかったように、あきらかに二枚格下です。

イングランドもルーニー以後、際立った選手が出てきていませんのでこのグループを勝ち抜く力はなさそうです。

そこでイタリアとウルグアイになるのですが、日本が対戦する場合、日本は南米のチームにからっきしで、全く勝てないのでウルグアイとはできたら戦いたくありません。

ウルグアイはあのセレッソ大阪所属のフォルランがいる国です。

攻めるのはFW二人+MFが一人か二人だけで、残りは全員しっかり守備と、役割分担をはっきりさせているチームで、古臭い戦術ながら個々の選手の能力が高くて、カウンターからの速攻というやり方が徹底されているのでこれが強い。

最近の南米選手権ではブラジル、アルゼンチンをさしおいて優勝しているのですから、侮れません。

逆にイタリアでしたら、コンフェデレーションズカップでも、負けはしたもののそこそこいい勝負ができましたし、南米補正で本来の力を発揮できない可能性もありますので、こちらのほうがまだ日本が番狂わせを起こすこともできそうですので、イタリア1位ということにしておきます。

イタリアとウルグアイ、実力的にはいい勝負ながら、ブラジルで戦ったらウルグアイの方が強そうなのですが、ウルグアイは主力のFWであるスアレスがケガで大会に間に合うかどうか微妙ですので、そういう意味ではイタリアに充分勝ち目はあると思います。

続きます。

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