2013/12/22

漫画「キングダム」 戦国時代の秦のお話

漫画「キングダム」最新刊の32巻をTSUTAYAでレンタルしました。

キングダム 32 (ヤングジャンプコミックス)

中国の戦国時代末期、秦の始皇帝が中国を統一する前ぐらいの時代のお話で、始皇帝になる前の秦王嬴政も、主人公ではありませんが、重要な人物として登場します。


この漫画、一応時系列や歴史的事実はだいたい正しいのですが、かなり創作も入っていて、オリジナルキャラクターもたくさんいて、展開はいい意味でハチャメチャです。

なので、この時代をこの漫画だけで知ろうとするのは危険ですが、ここまで虚実入り交じって大胆に描いてくれると、逆に知っている歴史のはずなのに、次の展開が全く読めなくて楽しいです。


「項羽と劉邦」のお話(史実)では、存在感が大きいわりに、出て即死ぬはめになってしまって、結局どんなやつなのかよくわからなかった蒙恬も、この漫画では実に良いキャラとして大活躍しています。


本当に、よくこんなの思いつくよなあと感心することしきり。



現在、32巻まで出ているので、一見大長編のようですが、基本、戦ってばっかりの話で、一巻一巻の物語の密度が薄くて、サクサク読めるので、それほど長く感じないです。

絵にクセがあって、自分も最初ちょっと苦手だな、と思ったのですが、慣れてくると、この絵が物語をグイグイ引っ張るのに一役買っているのだと感じるようになってきます。

なので、絵で食わず嫌いをするのはもったいないです。
なかなかおもしろい漫画です。


で、32巻ですが、あいかわらず話がたいして進まない。


物語は予想通り、我慢して我慢して、もう我慢できないっていうところまで追い詰めておいて、一発逆転、いっきにカタルシスが・・・っていういいところの途中で終わってしまうので、欲求不満がたまりました。


早く続きが読みたいです。

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